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転職回数が多いと転職できないの?

こんにちは、働くMAMEです。今月からついに新年度ですね。
過ごしやすい気候になってきましたが、花粉症がひどい私にとっては憂鬱な時期でして、、、外出(特に花見)は自殺行為なので、コロナ関係なく毎年ステイホームです汗

さて今回ですが、転職回数についてです。
毎年4月は組織変更や異動などの事情から、転職活動が活発になる時期でもあります。その中でも最近特にご相談を受ける「転職回数が多いこと」が、アパレル業界での転職でどう影響するのか、対策も含めて書いていきたいと思いますので、転職回数が多い方や多くなりそう?な方は是非読んでみてください。

◯アパレル転職マーケットでの転職回数について

結論から言うと、アパレル業界において転職回数の多さはそこまで大きな問題にはなりません。以前のブログにも書きましたが、アパレルはスキルマッチの転職マーケットなので、経験やスキルが一定あれば転職回数の多さは致命傷になり得ないのです。一方で、異業界は業界そのものを変えるような転職も可能なのですが、基本的に3回以上の転職をしている場合は採用側からかなり警戒されます。この点の寛容さはアパレルの方があるわけです。

では、どれくらいの転職回数までだったら大丈夫?と言う疑問があると思いますが、こちらは採用担当者の目線にもよりますし、かなりケースバイケースです。
ただ、私が担当した限りで言うと、年齢に対してかなりハデな回数でも転職成功している事例が多くあります。以下、転職成功されている方の転職回数と職種を例として記載しておりますので参考にしてもらえればと思います。
・20代 転職回数3回 セレクト販売
・30代 転職回数7回 EC
・40代 転職回数6回 レディース企画
・50代 転職回数8回 外資ラグジュアリー販売

じゃあ、今後も転職どんどんしても大丈夫そうですね!と言う声が聞こえてきそうですが、それは早合点です。回数自体が致命傷にはなり得なくとも、ほとんど同じ経験スキルを持っているライバルがいた場合は、やっぱり転職回数が少ない方が有利であるのは事実です。

◯回数よりも短期離職の方が悪影響

一方で、転職回数と関連して明確に致命傷になりうる要素は何かと言うと「短期離職を繰り返している」ことです。これはかなり転職成功率に影響します。
例えば、1社につき3〜5年の在籍期間、転職回数5回と言うことであれば、転職活動はそこまで難しくならないと思います。
ただ、1社目の在籍期間6年、その後の在籍期間はすべて2年未満、転職回数5回と言う場合はかなり転職活動が難しくなります。また、内定が取れる企業の安定度/安心度は低くなる傾向があるので覚悟が必要です。

背景については当たり前のことですが、企業は「長期的に活躍できる人材」を雇用したいという願いを持っているからです。
日本の転職マーケットも欧米化して「キャリアの流動化」や「転職の当たり前化」が進みましたが、採用決裁権を持っているオジ様やオバ様の中には終身雇用の感覚をまだまだ残している方々も一定数います。そうした方々から見たときに、短期離職を繰り返している人は非常に心配な人材(端的に言えばすぐ逃げ出す、極めて堪え性がないよう)に見えてしまうわけです。
また、そうでなくても人事の人件費含め採用コストが当然かかるので、少なくとも3年は働いてくれる人、それが経歴からも感じられる人でないとなかなかOKが出せないというのが実情です。

◯対応策はないのか

では、すでに短期離職を繰り返している場合は転職を諦めるしかないのか、、、と言うとそうでもありません。一般的な転職希望者と対等の状態とまではいきませんが、転職成功度を上げる手立ては残っております。
唯一にして最も有効な手段としては「転職理由を開示する」ことです。
つまるところ、採用する側にとって1番嫌なことは「わからない」ってことなんですね。理由や背景がよくわからない場合はどうしても「あやしきは斬れ」になるしかないわけです。
なので、社長を殴ってクビになった!みたいな極端な場合は別として、一定正当な理由や仕方ない理由があるのであれば、それを開示することで書類通過率や面接突破率を上げることができます。
少なくとも理由や背景がわかれば、単純に「転職回数の多い短期離職の人」から「理由があって転職を繰り返しているが、長期就業の可能性がまだ残されている人」くらいにはなれるはずです。

◯最後に

転職理由を開示する方法ですが、職務経歴書に記載するのは書類特性上あまり得策ではないので、エージェントに頼んで企業に共有してもらうか、別途転職背景をまとめた書面を作成するのがオススメです。
そして、ポイントとしてはウソをつかないことと、盛らずに端的に表現することです。
人事もバカではないですし、意外と他社の組織内情にも精通しています。
無理に前向き化したり、事実と乖離がある場合は、、、割とバレます笑
また、自分が悪くないと言うスタンスを貫くのも人事目線では可愛く映りません。
なので、もしも自分要因が大きい転職理由だった(もしくは、そう認識している)場合は、事実を素直に伝えた上で「今思えば自分にも大いに落ち度があったので反省しています」といった補足を入れると良いと思います。自分で自分の落ち度を理解しているのであれば、ご自身が人事でも許せるのではないでしょうか。
転職回数が多くて、短期離職を繰り返している方は是非試してみてください。
皆さんの今後の転職活動の成功を祈っております。

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