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やめんなマン

こんにちは、働くMAMEです。すっかり暑くなってきましたね!
GW以降はSCやショッピング街も客足が戻ってきているので、皆さんにおかれましては忙しい日々を過ごされているのではないでしょうか?

さて今回ですが、「新卒入社後、早期に退職した場合どうなるの?」というテーマで書いていきたいと思います。
※ここでいう早期は3年未満を指します。

というのも、毎年この時期はそういった転職希望者の方が急激に増えるわけなんです。転職難易度や私なりの考えについて説明しておりますので、若手の方&新卒採用している企業にお勤めの方は読んでみてください。

◯入社後すぐに辞めるとどうなるの?

転職難易度の観点で、新卒ですぐ辞めてしまった場合どうなるかを段階に分けて説明していきたいと思います。あくまで傾向の話なのですが、過去事例(データ)を基にしているのでリアルな転職マーケットを推し量る参考になると思います。

1年以内に辞めた場合
転職難易度:超高い
言わずもがな、長期就業性および経験の観点で超難易度高いです。
余程地頭が良いとか、学生時代に何か特出したスキル(資格)を習得したという状態でない限り、転職は相当難しいでしょう。中には稀に転職成功する方もいますが、転職先が納得感のあるところだったかというと、そうではないというのが実状ではないでしょうか。
ある程度希望に沿った転職先という目線だと、残念ながら正規雇用から再就職できる可能性は限りなく0に近いので、1年以内で「辞める」という決断をする場合は相当の覚悟が必要になります。

1年以上2年未満
転職難易度:高いが可能性はある
長期就業性という観点では上記と同様に懸念を持たれますが、現在の転職マーケットであれば転職背景や経験によっては納得感のある転職先に就職できる可能性はあります。少ないながらも「第二新卒枠」「若手ポテンシャル枠」といった求人もあるので、年齢的にそういった求人にリーチすることも可能です。ただ、転職難易度は一定高いので、くれぐれもその点はお忘れなく。

2年以上3年未満
転職難易度:今の時代だと並
必須要件的にエントリーできる求人はやや絞られますが、転職が当たり前の時代に移行しているため長期就業性を懸念されることは以前よりもかなり減っていきています。加えて、求人が絞られるケースや要素は経験豊富な場合も各種存在するので、2年以上の経験があればライバルと比較して特段不利な状況ではないと言えるでしょう。総合的に見ると3年以上の経験がある方が理想ではあるのですが、求人によっては若さとポテンシャルが功を制する場合もあります。

◯社会性の観点でちょっと我慢してみては?

要約すると転職を成功させるためには少なくとも「1年の経験」が必要だということになります。それでも辞めたいとお考えの方もいるかもしれませんが、転職難易度だけでなく、社会性の観点でも一旦我慢して就業継続するのはどうでしょうか。
例えば、転職背景が以下のような内容の場合は就業継続について再検討することをおすすめします。
※ただし、自ら命を絶つような状態や精神疾患に至るまで追い詰められている場合はその限りではありません。命より大事な仕事などないのです。

1、入社したが自分が望むような仕事でなかった。もしくは早期に望む仕事に関われない。
2、自分に向いていない、やりがいを感じられない。
3、職場の人間関係、パワハラやモラハラがあると感じる。

これらは我々エージェントが入社1年未満の方から聞く転職理由の主だったものを抜粋したものです。

1と2について、気持ちはわかります。しかし、つまるところ組織や社会は出自の異なる「赤の他人の集合体」です。その集合体内でそれぞれに願いや思惑がある以上、自分の願いがなかなか叶わない状況にあるというのは当然と言えば当然のことなのです。いずれにしても、社会生活を送っていく上でその「期待値の調整」はしておいた方が良いのではないでしょうか。

また、向き不向きを判断するには経験が必要になります。経験がないことは判断材料がないに等しいので、本当にその仕事が向いていなかったかどうかも実際は怪しいわけです。
判断材料として各種適性試験をあげる人もいますが、これらは「好きと思える仕事」を発見することはできても、成果を発揮できるという観点で「向いている」仕事を抽出することは難しいと言われています。なので、転職活動で大いに苦労するくらいであれば、1年間は判断材料を集める上でも仕事を続ける方が得策でしょう。
成長曲線は人それぞれなので、「意外とこの仕事が向いていた!」だなんてこともあるかもしれませんよ?

そして、ここで特に目を引くのは3だと思いますが、「パワハラを受け入れろ」というわけではなく、これらは割とどこにでもある、起こりうるという認識は持っておいた方がいいということです。もちろん、殴る蹴るというようなハラスメントは言語道断ですが、感情的な言葉を浴びせられたり、モラルに反するような物言いで叱責されるということは残念ながら優良企業でも(というか優良企業ほど)普通に起こっています。
私も「これってパワハラってやつ?」と思うような経験を何度もしてきました。
大事なのは、そういう人間や環境とどう関わっていくかを考え、(強硬策も含め)対処法を習得しておくことです。現在の流動的な転職マーケットでは良い人間関係を長期的に担保し続けていくことは難しいので、上記を若いうちに身につけておくのは大いに価値があるとおもいます。

◯一方で、企業側に思うこともある

「この人のせいで人が何人辞めている」ということが明白であるにも関わらず、企業としてノータッチであるという事例が散見されます。
前項で3つあげて短期で辞めない方が良いとは書きましたが、健全な組織の中で健全な人々が前向きに就業していくというのがあくまで理想なわけでして、真面目で上に楯突けない若者ほど生きづらい環境を会社が作っているのは大きな問題だと思います。
ここで言う「この人」が過去の功労者であったり、組織的な問題から関与しづらいなど諸々背景があると思いますが、後回しにした分だけ新卒採用コストをドブに捨てるようなものです。
すぐ手を打つべきなのです。

最後に転職希望者、特に新卒入社から間もないの方に申し上げたいのは、、、
今は望ましい環境でなかったとしても、それを今後自身がより幸せな社会生活を送るための修行の場と捉え、せめて1年でも良いので目の前の仕事と顧客に一生懸命になってもらいたい。と言うことです。また、組織も就業者に甘えることなく、より良い組織づくりに一生懸命になってほしいと思います。

皆様の健闘と明るい社会生活を祈っております。

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