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突然ですが、皆さんは朝は得意なほうでしょうか?
理想としては、豆から珈琲を挽いちゃったりなんかして、窓を開け放っちゃったりして、丁度いい半熟の目玉焼きを用意しちゃったりして…なんていう優雅な朝を過ごしたいところです。
しかしあまりに忙しく流れていく日々の中で、そんな朝は中々きません。お子様を持つお母様・お父様は尚のこと、毎朝が戦争のようだ、と表現する方もいます。故に「今日はどれを着ていこうかしら、ほほほ」みたいな選択の余地が生まれません。
そこで本日はこれだけ注意しときゃオシャレに見えますよ、なんとなくセンスある感じに見えますよ、というコツを三つの段落に分けて書いていきたいと思います。是非参考にしてみてください。
ファッションのスタイリングにはややっこしい言葉がいっぱい存在し、やれAラインがどうのとか、エレガンススタイルがどうのとか、訳の分からない難しい理論が存在します。しかし、私が個人的にスタイリングにおいて最も重要であると考えるのは「色」です。
いくらスタイルが良かろうと、いくら高価な服を買おうと、この「色」がばらついていると、全体として散漫な印象を与えます。
そこで普段から簡単に取り入れられるものの一つとして書いておきたいのが「2色(3色)」でコーデを組むべし!ということです。例えば下図をご覧下さい。
これは私の友人です。これは良くない例として挙げています(ごめん友人、許可は貰っています)が、ここで使われている色は計4色です。4色も使ったうえに、何の相関関係もないカラーを導入すると「なんだかいまいち」ってな状況になってしまいます。
しかし2色を基本にスタイリングを組むと、それはファッションセンスの有無にかかわらず、必ずまとまりが生まれてきます。
これはなにもファッションに限った話ではなく、こういったブログなどの文章や、その他のデザインにも応用できることです。
また、
・帽子と靴下
・ネクタイと靴
・スカーフとパンツ
などの距離の離れた場所の色を合せてあげることで、ぐっとまとまり感が出てきます。また、こういった小物に色を使ってあげることで、これが「差し色」となって、よりスタイリングの精度をあげてくれます。
ショッピングに行って服を買う際、「私/僕にはセンスがないからなぁ」と思っている方こそ、柄物は買ってはなりません。
確かにショップやインターネットで商品を観ている時は、柄物が魅力的に見えることがあります。しかし、それはその時だけの感情!と自らを戒めて、まずは自分の家にある様々な洋服と、その柄物が合うかを頭の中で考えると良いです。
上図はコレクションの柄×柄のコーディネートですが、これらは所詮プロの技です。一歩間違うと、明らかにとっ散らかったスタイリングになってしまいます。
下図は「色相環」と呼ばれるものです。対角線上に配置されているのは、それぞれ「補色」と呼ばれる関係の色です。
色に悩んだ時は、この「補色」を意識した色使いにすると、スタイリングにまとまりが出ます。例えばネイビーには黄色やオレンジが良く似合いますし、サンタクロースもこの色使いを参考にしたものです。
その他セブンイレブンやIKEA、TSUTAYAなんかのロゴも、この「補色」を活用して作られたカラーリングになっています。
アパレルではいよいよ本格的にS/Sが立ち上がり、気温も上がって春らしくなってきました。是非、この超簡単な色使いを参考にして、様々なファッションを楽しんでみてほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。(ワダアサト)
なお3月中旬よりOMOTE TO URAにおけるS/Sが立ち上がります。是非チェックしてみてください。
OMOTE TO URA代表。文化服装学院グローバルビジネスデザイン科卒業。EXHIBITION NEW SHOCK・CULTURE BREAK MARKET主催。
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