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随分前の話になりますが、繊研新聞さんに、私のインタビューが掲載されました。
https://senken.co.jp/posts/stance-masa-190527
今回のブログでは、インタビューでは伝えきれなかった、私が今の仕事を始める、キッカケについての話をもう少しさせていただきます。
私が5年前に起業したとき。。。
後先考えず、とりあえず会社を作ってしまいました。
当初、起業を軽く考えていた私は、最初は、自分の好きな”古着インスパイア的なメンズのブランドでも立ち上げようか?とも考えました。
何故ならば、物流や販売。物づくりの現場も携わってましたし、事業計画等のことも作成できる。(実際、某金融機関に作成したものを見せたら、お墨付きをもらった)ということから、自分自身を過大に評価し、自惚れていたからです。
しかし、私はそのことをすぐに止めました。それは、何故か??
”私の中に、0を1にすることのできる才能が皆無である!”ということに、早い段階で気づくことが出来たからです。
(ある創業者の立ち振る舞いを見て、気づくことができました)
例え、過去に所属した組織で結果を出そうが、それは、元にいた組織がしっかりとしていたからこそ出来たことであり、0を1にする才能がない限りは、自分自身で資金を集め、新しい事業やブランドを立ち上げても失敗するだけです。
(私の場合は、過去にいた組織のインフラと周囲の人が良かっただけ)
逆に言えば、知識や経験がなくとも、”0を1にする”才能のある人は、周りに人が集まり、その事業のスタートは上手くいきます。
(その後続くは、その人の努力次第だが。。。)
結局私は、自分の“やりたい”ことをするのを止め、たまたまノーリーズ時代の後輩ハネダくんが言ってくれた言葉。
”マサさんは、人に解りやすく伝えるのがうまい”
正直。自分では、そのようなことを何も感じてはいなかったのですが、他人から見れば、自分の良さはそう見えるのね!と感じ、その言葉を信じて、今のような事業体系になりました。
そのおかげで、当初は全く飯が食えない状態が続いた私も、今ではなんとか、飯を食えるようになりました。
昨今。とくにここ最近。この業界も様々なブランドやショップ。そして、新しい事業なども立ち上がっています。
ですが、そこで立ち止まって考えてほしいのは?
”元々、自分たちが支持されている顧客層を喜ばすことを前提としているのか?”
もしくは、
”世間一般から見て、評価されている長所を前面に活かしているのか?”ということです。
以前、私の友人である南充浩さんが、以下のようなことをブログで書いていました。
”自分で自分を正当に評価することはかなり難しく、過大評価したり過小評価したりしがちになる。しかし、そのどちらも役には立たない。”
自分自身のことを正当に評価するのは、私も難しいと感じています。
だからこそ私は、何の利害関係もない、かつての後輩の言葉に耳を傾けました。
世の中で、自分自身がやりたい!と思っていることと持ち合わせた長所が一致する人は、数%にも満たないでしょう。
また、自分が得意だ!と感じていることが、周りからは見れば、実は大したことないよね〜。と判断されることの方が多い!というのも現実です。
であるならば💡客観で見てくれる他人が褒めてくれることの方が、悩み多き方々にとって、実は先の道を照らすものと、なるかもしれません。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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