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コロナ禍を境に一連のアウトドアブームは去ると思われる

こんにちは。平地ではまだまだ猛暑が続き、ちょこっと歩くだけでも大量の汗が噴き出てしまう今日この頃。私は体質的に、冷房にずっとあたっていると頭がもげてしまうほどの頭痛に襲われるので、タイミングを見て高山に逃げています。

①コロナ以降のアウトドアブーム


私の記憶が正しければ、2020年の3月頃に日本にコロナが蔓延しはじめ、その年の春以降に数度緊急事態宣言が発出されたものと思います。この活動制限によって、普通の遊び場からは人が消え、山の中は人で溢れるほどの状態になりました。

また、ワークマンやDAISOが本格的にキャンプ・アウトドア用品に参入し、売り場面積も過去最大級に増えたのがこのコロナ禍です(参考:ワークマン)。

(引用:mamarche

特に増えたのが、やはりキャンプをする人たちで、実際にキャンパーの数は激増していました。それまで自然林だったところも重機で切り拓かれ、キャンプ場になってしまった場所もあります。(無論この背景にはアニメの影響もあるかと思われる。)

個人的には、山を切り拓いた場所で「自然だ自然だ」と言っていることや、高い道具を車に積んで外で肉を焼くことの一体何が面白いのか、さっぱり理解できませんが、とにかくこのコロナ禍がアウトドアブームに拍車をかける出来事だったのは間違いないと見ていいでしょう。

 

 

②山梨では渓流釣り人口が過去最多


こちらも正確な日付は忘れましたが、昨年の山梨日日新聞の「山梨県の渓流釣り人口が過去最多を更新」という記事を見ました。渓流の遊漁券(一般に釣りをする場合は遊漁券が必要)の購入が最も多いのは山梨県であり、つまりところ、渓流人口が史上最も多い年(=2022年)ということになりました。

これは私のような釣り師にとって最悪の事態で、実際、林道にも車だらけ、源流部ですらゴミだらけ、という状態をみたのは2022年が最も多く、怒りを通り越して、むしろ黙ってしまうみたいな状態にありました。

気軽なアウトドアは参入障壁も低く、可処分所得内で十二分に参入できるうえ、SNS映えもする、他にやることもないとくれば、当然アウトドア系の遊びは大きく躍進します。

 

 

③コロナ禍による特需と考える


しかしながら、この人・人・人の状態が、2023年の今年になってから、緩和された感じを受けています。今年のGWには観光業がコロナ以前の9割近くまで回復したことや、今まで通りの生活を送ることができるようになった結果、この一連のアウトドアブームが下火になってきたと考えられます。

実際、様々なアウトドア用品の統計をみてみると、市場が縮小したのに伴い、各社減益のフェーズに差し掛かっているようで、このことをふまえると安易に「流行っているから」という理由で、企業やブランドが新規事業・あるいは新規コンセプトで商品構成を変えるということの危険性が分かります。

ファッションビジネスに関わらず、ビジネスを前に進めていくためには世の時流や潮流を知っておくことが必要なのは言うまでもありませんが、知るのと流されるのでは大きな差異があるのかもしれません。

 


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