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「夏を終えたら半袖は着ない」わけではない

山梨県の最高気温が25℃を下回り、最低気温も10℃を下回るようになりました。日中は「寒い」と感じることはあまりありませんが、朝晩はもう寒いと感じる気温です。

各ショップも、とうの昔にFWが立ち上がり、既にコートやニットなどの洋服が販売されている店舗もあります。

しかし日常生活を送るうえで、ちょっと違和感をおぼえることがあり、そのことを記事にしてみたいと思います。

 

①半袖の役割が終わるのはいつ?


私は週に一回、車で北杜市(自宅から1時間30分ほど、清里などがある場所)という都市に通っています。まだ内容は明かせないのですが、その用件は午後二時からスタートします。すると午前中が勿体ないので、様々なアパレルショップや道の駅、果てに牧場、時間の許す時は登山にも向かいます。

そうして私の知らない土地を何気なく観察していると、多くの人が秋なのに半袖を着ていることに気付きました。暑いというわけではないのに着ているのです。建物の中にいる人よりも、外にいる人の方が半袖着用率は高く、実際弊社のE-SHOPでも、昨年の11月下旬に半袖を買ってくださった方がおられました。

よくよく考えてみると、確かにスーパーマーケットなどでも半袖を着ている人は意外にも多く、つい先日ラーメンを一緒に食べに行った友人も半袖を着ていました。かく言う私も、この記事を書いている今は半袖を着用しています。

 

②アウターの存在の大きさ


私の観察した限りでは、この傾向は男性に多いように見受けられましたが、年齢層とはあまり関連がないように感じられました。あえて言うなれば、若い男性の方が半袖着用率は高いような”気”がします。

また、アウターというアイテムがあることで、いつでも羽織れば秋冬モードになることができます。それ故に、アウターの中身は半袖でもまったく問題なく、従って個人的には半袖は年間を通して売れるはずであろう、と考えています。

アパレル側のいわゆる通説的な考え方では、8月を基準に秋冬が立ち上がり、9月以降に半袖を売っているところは本当に見かけません。常に一歩、二歩、時代と季節の先取りをするファッション業界ですから、これは当然と言えば当然のことなのですが、もっと柔軟にお客様の実生活に対応してみても良いと感じますし、それはそれでショップの独自性が出現しそうで、面白いかもしれません。

ちなみに、この記事を書くために「秋でも半袖を着る人の心理」みたいな記事をネットで探していたのですが、山下達郎は長袖のシャツしか着ないそうです。マジで「ちなみに」の話でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。なお、こちらのMSMDさんのブログから弊社のE-SHOPに流れ、盆栽を購入してくださった方がいました。誠にありがとうございました。


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