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適量をおでん屋で考える(笑)

★在庫が残る要因は複数あるが。。。

私のようなものに多少なりとも仕事依頼がくるのは、(小売業では)やはり在庫が多く残ってしまう_| ̄|○という問題があります。

(とはいいつつも、アパレル・ファッション小売業界からは殆ど依頼はないが。。。(笑))

 

在庫が多く残る問題は、いくつもありますが、その中で私の専門分野に関していえることは?

(多くの組織が)”適量”の仕入をできない!ということです。

 

中には、ミニマム問題で事前に在庫が多く残ることが予測できるにも関わらず、とりあえず商品を作って、残った商品の処理は後で考えよう!という組織が、アパレル・ファッション小売業界には多くあるのは、皆さんもご存知の通りです。

 

また、このことはMDの予算設計や期中運用の精度の高さも大きく関わってきます。そして、適量以上の仕入にならないようにするには。。。

 

実は”適時”が大事なのです。

 

★おでん屋を例に適量を考えよう!

そこで今回は”おでん屋”を例に適時・適量を簡単に考えてみたいと思います。

 

”あるおでん屋の女将は、本日の売上目標を過去の傾向と損益から10万円に設定した。過去の傾向から売れ筋を読み、以下のような売上計画を立てた。”

 

・大根 100円 売上構成40%
・たまご 50円 売上構成15%
・はんぺん 70円 売上構成15%
・昆布 70円 売上構成10%
・ちくわ 80円 売上構成8%
・牛すじ 100円 売上構成7%
・ちくわぶ 70円 売上構成5%

 

すると。もうこのことで1日の食材の仕入量が決まります。

 

・大根 400個
・たまご 300個
・はんぺん 214個
・昆布 143個
・ちくわ 100個
・牛すじ 70個
・ちくわぶ 71個

 

上記のように1日の仕入数量が簡単に導きだせます。このことはある意味、アパレル・ファッション小売業では、MDの予算設計にあたる部分になるでしょう。

 

→繊研新聞で予算設計にかんする連載が始まったので、是非そちらもご覧くださいm(__)m

”算数で極める達人MDへの道《第2講》”

https://senken.co.jp/posts/mast-chap2-01?fbclid=IwAR1dRQcH0WBe7XWSbdKzOUKrRB1CRI7JslTXRhASoXkgvm6RxP821tf8prk

 

★おでん屋では適量は簡単?だが、アパレル小売では難しい?

おでん屋では簡単に適量が導き出させるのに、何故アパレル小売業では簡単に適量が導き出せないのか?

 

まず、アパレル小売の場合は、先の売上予測をするのが難しい!というのも一つでしょう。

ただ、ここで重要なのは、おでん屋の場合は、販売期間が1日と決まっている!(そうでない場合もあるだろうが)ということが、何よりも大きいということです。

 

アパレル小売りの場合は、予算や発注の段階で販売終了日を明確に設定していない組織は、適量を導き出すのが、実は難しくなります。

更に、せっかく自社のルールでシーズン区分・コードを設定しているにもかかわらず、運用は個人のMD・バイヤー任せだったり、無駄にシーズン区分・コードが多かったりして、何のためのルールかわからない?組織が多くあります。

このシーズン区分・コードの定義を明確にするということも、適量を仕入れるには必要なことです。

 

また、おでん屋の場合は、大根・たまご!と。品種が明確になりますが、アパレル小売の場合。その品種・カテゴリー名。そしてその定義に疑問を感じない人が多く、自ブランドの顧客動向を探りづらくなっていることも、適量の仕入をできない一つの要因かもしれません。

 

更に言えば、おでん屋の場合は、その日の天候が雨・雪等の予報が出れば、売上予測を修正し、すぐに、その見合った仕入をすることが可能です。しかしながら、スパンの長いアパレル小売の場合は、おでん屋のようにはいかないので、精度の高い売上予測等の数字面でのMDの期中運用が求められます。

(このことはのちに別の連載で触れようと思う。。。)

 

しかしながら、根本は以上述べたように、適量の仕入を行うには??

 

・販売終了日を決める。(販売期間を決める)
・品種・カテゴリー等顧客心理を表すコードの定義を決め、そのことを数値化する。
・先の売上予測の精度を上げる。(MDの期中運用の精度)

 

このことだけでも意識すれば、それだけで現状とは変化が出る筈です。

得てしてこの業界では、過去の成功体験に酔ったり、組織独自のガラパゴスルールを信じて疑わなくなり、手段でしかないものが目的化する!そのような傾向にあります。

であるならば💡一度、商売の本質・目的を見据えた上で、今ある組織のルールは何のためにあるのか?ということを考えるきっかけに、このブログが参考になれば幸いです。

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