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無形のものには投資しない業界?

★先日ツイートした内容に反応があった。

先日、私がツイートした内容に、多くの反響がありました。

 

このツイート話を少し補足すると、先日。ある知り合いのアパレル・ファッション小売の幹部と話をした際に、

「弊社でも、佐藤さんの繊研の講義を受けたいという子が何人かいましたが、金額が高いので却下しました(笑)」

という話を聞いたときに感じたことです。

(金銭的な理由以外で、却下したい点があるのも重々承知しているが(笑))

 

因みに、私が行っている繊研新聞主催のMD講義は、料金は3万2千円(税別)となっておりますが、1回あたり2時間の4回シリーズで、使用するPPTとEXLは無償で提供します。1回あたりの金額は8,000円。となっています。

これが、高いかどうか?はさておいて✋

 

自らの意志で、講義を受けたいというにも関わらず、何故金額だけ見て、そのことに対する支援を、組織が却下するのか?全くをもって残念でなりません。
(因みに会社の支援がなく、自腹で私の講義を受けている方は、30%前後に及びます。そこまでして参加して頂いてありがとうございますm(__)m)

 

上記のように自らの意思で参加したい講義や学びに対する支援を却下する組織は、アパレル・ファッション小売には多くあります。

また、実務者の声を無視し、上層部だけの意思で、名の通った人に教育をお願いし、高い金を払ったのに、実務者には何も響かない!という組織も多くある!ということもこの場で付け加えておきましょう。

 

★費用対効果を簡単に考える。

そんな、社員の人材育成という目に見えないものに対して、鈍感なこの業界ですが、目先の利益に拘り、無駄なものに多く投資している!というのは、否めない事実です。そこで、以下組織の費用対効果についてのことを簡単に考えてみます。

 

 

ある企業が社員の人材育成にために、1か月20万円の研修を半年行うことになったとします。半年でかかる費用は120万円です。ちなみにその組織の粗利率が40%だとしたら、この研修の効果で。

 

120万円(研修費用)÷40%(粗利率)=300万円(売上)

 

300万円の売上アップ効果があれば、その研修の費用はペイできます。これをどのくらいの期間で回収するのか?というのは難しいところですが、仮に1年で回収すると考えると。

1か月に25万円。1日あたり8,000円の売上アップが必要になります。更にこれを受講者の人数で割れば、金額はもっと下がります。

 

また、違う側面からこのことを考えてみると、人材充実のために他社から即戦力として、年収600万円で迎え入れた社員が、その単独の実力で300万円の売上アップをすることが可能なのか?
上記の考え方で沿っていえば、その社員は年間1,500万円の売上アップを実現できなければ、ある意味。組織の期待に背いたということになりかねません。

 

★人材にこそ投資の目を向けるべきでは?

この業界では、目先の利益を求めることに頭が行き過ぎて、即戦力と呼ばれる人材の他に、テクノロジーの進化・システム等の物の方に、投資の目が向きがちです。

しかしながら、そのことを使いこなし、効果を出せる人材の育成を放置すれば、その投資は無駄なものになります。

 

また、よく社内で人材育成をし優秀な人材を育てると、その組織を退職し、違う組織に行く!という声もよく耳にします。しかし、そのことは本当でしょうか?

寧ろ、自分自身のスキルアップの為に、貪欲に学びたいというような真摯な人は、人材育成やステップアップの仕組みが不透明な組織であればあるほど、その組織に不信を感じ、退職に向かうケースの方が殆どです。

 

失敗を繰り返して、一時的に違う部署にいっているMDが、他に人材がいない!という理由で、短期間でMDに復職するという話は、この業界には、よくあることです。

ですが、上記のような、いつまでたっても、取って変わる人材を育てていない組織ほど、退職者が増加しますし、特に、真摯な若い人材ほど、そういう組織に見切りをつけるのは早いのです。

 

若い人材。とくに販売の人員が足りない!と言うのであれば、教育制度。そして、組織としてのステップアップの基準・仕組みを、明確且つ具体的に作ることこそが必要ではないでしょうか?

 

冒頭の話を聞いて、本当に懲りない業界だなぁ~_| ̄|○と私自身は感じましたが、このブログが少しでも、人という無形の資産に対する投資が大事!ということを考えるきっかけになってもらえれば、幸いです。

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