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自分たちの常識は世間の非常識?

★業界の常識は世間の非常識

先日、南さんが書いておられましたブログと、今回の私のブログタイトルが被ってしまいましたが、

衣料品業界人の「常識」は消費者の「常識」ではない

私も事前にブログを書いてしまっていたので、大変恐縮ながらブログをアップします(笑)

 

アパレル・ファッション小売業界のようなところにいますと、当然のことながら服好きの方が多くいます。(私自身は、もはやこの業界を離れた感はあるが。。。。(笑))

そういう服・ファッション好きの集まりのようなところがありますから、あたかも服・ファッション好きの常識が、世間一般の常識!と勘違いし、ファッション好きの視点=マスの視点。という誤った認識に陥ります。

とくに、アパレル・ファッション小売業界で称賛されるようなことは、得てしてこの誤った認識から拡散され、結果的に物事の本質を捉えることができなくなり、業界自体に良い影響を与えることはありません。

 

 

★すぐに横文字に騙される業界?

また、業界の特徴なのか?やたらと新しいテクノロジーや、世間一般で浸透していない横文字にすぐに騙される?業界であります。

 

例えば、サスティナビリティ・エシカルという言葉だけが独り歩きし、その日本語訳を詳しく知らない!なんて人も多くいます。(笑)

あるIT?企業が、イノベーション的な今までない発想なものを確立したとなって、その当時は、そのことに賞賛が溢れましたが、そのイノベーションは、結果的に多くの在庫を産み出しただけでした。

更に言えば、最近はAIブームなのか?ある企業の社長が、AIによる効果で仕入コントロールができ、業績が上がった!と豪語していましたが、確かにその組織は黒字転換はしましたが、結果的にそれと同時に、数十億の在庫が増えていただけでした(笑)

 

このようなことが繰り返されるのは、業界の常識=マスの常識と勘違いしているところと、そのことで無知からくる、新しいものに期待・依存するところが多いという体質からのなのでしょう。

 

★自分たちの常識=非常識という視点が必要

上記のようなことは、MDの仕事の世界でも良く起こることです。
アパレル・ファッション小売業界のMDは、商品面での重要な仕事も多く、当然のことながら服好きの方が多くいます。事実、私もその一人です。

しかしながら、自分たちの常識=顧客の常識!という誤った認識になると、多くの間違いを犯してしまいます。

例えば、私はMDの数字面の仕事を中心に活動していますが、上記のように、自分たちの常識でしか数字を見ないと、誤った分析をする基となり、どんなに立派な数字分析ができる仕組みやシステムがあっても、そのようなものは豚に真珠にしかなりません。

 

寧ろ、数字から見える分析で、問題の本質を割りだすには、自分たちの常識=世間の非常識という視点を持ち、分析しない限りは、本当の問題の本質は見抜けませんし、先に繋がるよい分析はできません。

 

とは言いつつも、数字面の仕事だけで、自分たちの粗探しをするだけでもいけません。当然ですが、自分たちの産み出す商品に愛着を持たねばなりません。

愛着をもつからこそ、MDにおける商品面の仕事と数字面の仕事の両立が可能になるのです。

 

この業界では、得てして自分たちの常識=世間の常識!という偏った視点だけで、物が語られがちです。また、自分たちの常識=世間の非常識!というだけの視点で、とかく自分たちの強みさえも消してしまうことも多くあります。

だからこそ、片側の視点をもつだけではなく、常識・非常識という両方の視点から見る。そして、物事を深く考えることで顧客に喜ばれる商品を多く生み出すMDが育ってほしいものです。

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