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”既得権益”は、個人の仕事にも発生するもの

★既得権益とは?

”既得権益”という言葉をWEBで調べると、以下のように記載されています。

 

”ある社会的集団が歴史的経緯により維持している権益(権利とそれに付随する利益)のこと。 ”

 

更に、現在ではどのような場・シチュエーションでこの言葉がよく使用されているかというと。以下のように記載されています。

 

”時流にそぐわなくなった特権としてその社会的集団を非難するときによく使用される。”

”社会的集団が利己的に活動すると、存続している限り、それだけ勢力も拡大していくはずなので、大抵何らかの既得権益を保持するようになる。
既得権益を成立させている要因は、その集団の持つ総資本量であったり、コネであったり、互恵状態になれる集団同士の寡占的な協力関係であったり、その集団の構成員の多さであったり、暴力的な脅迫であったりと多様である。

 

上記からわかるように、この”既得権益”という言葉は、前向きな意味で使用されることはありませんし、言葉自体に良いイメージを持っている人は少ないように思います。

 

★既得権益が生じるのは、集団だけではなく、個人に発生する?

この”既得権益”という言葉。基本的には、組織・集団が持つ権益になりますが、組織という枠組みの中で、仕事をしている人達にとっては、意外に身近に感じるものでもありますし、このアパレル・ファッション小売業界にも、至るところにこの”既得権益”というものが存在しています。

 

この業界でよく存在する、”千手観音方式”のワンマンオーナーなどは、個人単位でみても多くの”既得権益”を有している存在だとも言えますし、”既得権益”は組織・集団だけでなく、個人そのものにも存在しているものです。

 

 

★MDの仕事は、個人の既得権益が発生しやすい?

例えば、私が生業にしているMDの仕事は、多くの権利・権限を有しています。
特に、その組織の売上・利益を大きく左右する。

 

・(商品に関する)発注数量を決める権限
・(商品に関する)価格を決定する権限

 

この2つを有しています。

この権限をうまく利用し、組織の売上・利益が上昇すれば、ある意味。”自分の手柄で組織の売上が大きく伸びた!”という、勘違いさせるポジションでもあり、一度成功体験を味わうと、このポジションを手放したくなくなる。どんなに若手が成長しようが、この権限を手放したたくはない!という気持ち・・・そして既得権益が芽生えてきます。

この業界で、いつまで経っても創業オーナーが、MDの権限を手放さない!のは、この為でもあるでしょう。

 

そして、このような状態に長く陥ると、MDの仕事の目的が、その仕事を通じて多くのファンを獲得することから、その、地位・ポジション。そして、そこから発生する”既得権益”を守ることが、仕事の目的へと変貌していきます。

そのような状況が多く見られる組織は、その先の成長は止まったも同然ですし、場合によっては、組織自体が危機に陥るでしょう。

 

 

★仕事の目的が、既得権益を守ることに変貌しないようにするには?

仕事の目的が、各個人の仕事の既得権益を守る!ことに変貌しないようにするには?

 

・人材育成・教育。(ある個人ににしかできない!という仕事を無くす)
・定期的な人事異動(それに伴うリスクも最初に計算に入れておく。組織の大小よっても方法論は違う)
・権限=責任はセットにする体制。(責任だけはとらせて、権限ないのもだめ)
・組織全体の目標・目的の達成へ向けての情報共有と闊達な議論ができる場の提供。
・客観的な評価ができる、数字目標の設定と、その公平性。

 

その他にも、様々な対策はあると思いますが、大事なのは、個人そのものが、仕事に対する目的意識をもって仕事に取り組むということが最も大事なことです。

得てして、MDのような権限を有する仕事に一度従事していまうと、そのポジション。自分自身の仕事の既得権益を守りたくなってしまうものです。
しかしながら、そのような仕事をしていても、決して組織は永続しない!自分だけが得をするようなことは、この時代にもあり得ない!ということを、この業界で仕事に従事する人は、そろそろ真面目に考えるべきではないでしょうか?

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