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この業界のSVを機能させるには?

★エリアマネージャー・SVの仕事って??

この業界でも複数店舗を展開している組織になると、エリアマネージャーという役職があります。組織によっては、SV(スーパーバイザー)という呼ばれ方もしますが、そもそもこの業界のエリアマネージャーの仕事ってどんなん??ていうことで、ネットで調べてみますと。以下のような記載がありました。

”店舗をお客様観的に調査・分析しそれを現場にフィードバッグするのが主な役割です。マーケティング・在庫管理・接客教育・商品構成等幅広い仕事に関わります。ショップ店長の上司にあたる役割で、本社と店舗のパイプ役となる重要な役割です。”

​このように記載されています。皆さんのイメージでは、店長の上司役と言い方が端的でわかりやすいでしょうか?しかし、上の文章を見るだけでもわかるように、その仕事は多岐にわたります。

 

★この業界のエリアマネージャーは機能しているの??

ここからは私のあくまで独断と偏見ですが、(私が)客観で見る限り、この業界のエリアマネージャー・SVが機能している組織・人は一部の例外を除いては殆どないのでは??と感じています。

上記で述べている通り、その仕事は多岐にわたりますが、ある意味。目的・目標も見えにくい職種です。また中間管理職としての立場もあり、その役職・役割は個人によって大きく差が出やすい職種であります。ではどんなタイプの人が多いのかということを以下述べていくと?

 

①ムーディー勝山タイプ

→本部からの指示をダイレクトで現場に落とす(上から下へ受け流す)。このタイプは典型的に本部・権力の顔色ばかり伺い、現場(店頭)からは嫌われるタイプです。現場への指示がダイレクトなために、ときに抽象的でわかりづらい指示を連発します。また、閉店後、しょうもない電話をかけるのもこのタイプです。ただ、この業界に限らず、この手のタイプは出世しがちです。

②すべて抱え込むタイプ

→個人としては物凄く良い人です。しかし、部下を守るためなのか?肝心なことを部下に相談することはありません。また、責任感も強いのですが、部下に物事を相談しないので実は部下に信頼が得られていない場合が多く、例えば厳しい局面を変えるような能力はありません。ただ、良い人で真面目なのは間違いありません。

③感性と個人スキルで生きているタイプ

→このタイプに多いのが、接客スキルがあり売る能力。個人技が凄いタイプです。しかし、このタイプは売上アップに執念を燃やすあまり、自分のスキルは凄いのですが、それを感覚でしか伝えられないため、部下が同じ能力を持ち得ていない限りは、極めて人のマネジメントが苦手なタイプです。あと、特徴として数字に弱いのもこのタイプです。

 

★エリアマネージャー・SVを機能させるには?

以上独断と偏見で3タイプのエリアマネージャー像を勝手に書きましたが、この業界で今後エリアマネージャー・SVを機能させるにはどのようなことを考え、実践したらよいのかを勝手に考察すると?

・目的・仕事の役割を明確にさせること

→エリアマネージャー・SVの仕事の役割は上記でも述べているように、本部と現場のパイプ役となることです。しかしながら、上記以外にも仕事の数が多岐にわたる上、組織の評価基準も明確でないケースが多いため、個人によって仕事のバラつきが多くなります。
また、目的が見えにくい仕事であるので、エリアマネージャー・SVの仕事は「他人(部下)にやる気を出させ、仕事の成果を出させること。」が目的であると明確に定義することが重要です。そして、目的に伴い仕事の役割・内容を具体化すること。場合によっては仕事を減らすこと。そして、成果基準を明確に設けることが必要なのではないでしょうか。

・人材育成に時間を使う

→また、人をマネジメントする仕事である、エリアマネージャー・SVの仕事は多種多様な能力が求められます。そういった能力を磨くための教育の場が必要です。それも、自分たちの組織にとって都合の良い人材を育成するのではなく、企業の目的は「お客様を獲得すること」ということを基準に考えられることのできる人材を育成することです。人をマネジメントする能力を高い人材が増えることは組織の活性化に繋がります。

上記3タイプのムーディー勝山タイプは例外として、②③のタイプは組織にとっては貴重な人材です。しかしながら仕事が個人の想い・個人スキル重視では人を管理する仕事はうまく機能させることができません。だからこそ、エリアマネージャー・SVの仕事の目的・役割を明確にし、人材育成に時間を使う。このことがこの業界のエリアマネージャー・SVを機能させるために必要なことではないでしょうか?

そして、本当に必要あるのかどうか?なのは、エリアマネージャー・SVではなく、もっと上の存在なのかもしれません。

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