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ZOZOのPBは既製品?決算書を調べてみた(前編)

*繊研新聞社様主催で再度(3回目)”算数でわかるMD講座”を開催いたします。参加希望の方は下記クリックしてください。面白いですよ(笑)

https://senken.co.jp/posts/masasato-seminer-fall18

★ZOZOスーツがなくなる(笑)

先月末にZOZOの第2四半期決算決算発表会が開かれました。もうすでに皆さんご存知の通り、増収減益の結果でした。

また、その場で前澤社長からの衝撃発言。
”ZOZOスーツは必要なくなる!”発言があり、様々な物議をかもしましたが。。。
今後は、専用アプリで、年齢・性別・身長・体重等を入力すれば、ZOZOスーツを着なくても、サイズに見合った商品が送られてくるとのことでした。

現在、PBのジーンズ・Tシャツで、すでにそのことが運用されているようです。

またZOZOスーツは当初配布目標を300万枚と下方修正し、今後は外国の方等のデータ収集に活用するとのことでした。
(減産による経費削減を自慢してたが、このことで収益が大幅に下がる業者から見れば、たまったものではないだろう。)

 

★ZOZOスーツが作られたキッカケとその目的は?

そもそもZOZOスーツが作られたキッカケは?

”前澤社長自身が、既存の服で自分の体型にあうものがない!”
ということでした。

(まるでハズキルーペのCMのよう笑)

またZOZOスーツが作られた目的を、過去の記事・インタビュー等を簡単に以下纏めると?

・既製品ではオサレが楽しめない人に向けて、ジャストサイズで服を来たい。という要望に応える。

・業界全体で問題になっている在庫ロスをなくす。

・日本人の体型データを集め、様々な形でビジネスに活用していく。

他にもあるでしょうが、こんなところでしょうか?

 

★ZOZOスーツで在庫問題解消するの??

とくに在庫ロスの問題に関しては、様々な騒ぎ屋の人たちが、さも大問題であるかのように騒ぎ立ています。その救世主なりうるものが、ZOZOスーツであり、オーダーだという主張を信者たちは声を大にして叫んでいます。

しかし、私は決算発表の動画を視聴しましたが、そのことで疑問に感じたのは、

”現在、ジーンズとTシャツには、(新技術は)すでに運用されている!!”

との発言でした。また、その新技術はお得意の”企業秘密”連発で全く具体性のないものでしたが、新技術を開発中なのは、Twitter等でのアプリ画像や、コナカで開発されている技術を見る限り本当でしょう。しかし、ZOZOはその技術を本当に確立出来ている。しかもすでに運用されている。というのは、甚だ疑問に感じます。

(*現にオーダースーツに新技術が使われているとは、言及されていなかった。)

 

★決算書をMD視点で分析を試みる。

そこで今回は私なりの視点で決算書を分析し、そのことが本当なのかを推理・推測していきます。

まずZOZOの事業は、主に6つの事業に分類されます。

① 既存ショップ・ブランドの商品を販売代行(手数料商売)

② 商品買取による販売

③ ZOZOUSED事業

④ BtoB事業

⑤ PB商品の販売

⑥   WEAR事業

この6つです。

決算書をみると、この中で商品の買取は②と③と⑤の事業になります。
⑤のPB事業は、商品的な在庫はある筈もない!でしょうが、付属や生地等の資材の確保が出来ていないと、オーダーのような商売は成り立つ筈がないので、貸借対照表(以下BS)の棚卸資産には、在庫が計上されている筈です。そこで私はZOZOの決算書を調べてみました。

チョット✋その前に、会計上の棚卸資産を以下端折って説明すると。。

◎棚卸資産の分類

・商品・製品

・半製品

・仕掛品

・原材料

・貯蔵品

このような項目も棚卸資産に含めなくてはいけません。
上述したように、PB用の生地・付属等は棚卸資産に計上されている筈です。しかし、ZOZOの決算書のBSの項目は”商品”となっています。つまり、生地や付属等のPB用の在庫は別の形で資産計上されている可能性が高いということです。
(そのことは決算書の別の項目を見ればわかるので、次回のブログで説明します。)

ということは?決算書のBSに計上されている商品は、②と③の事業の在庫という可能性が高いとになります。

そこで、私は過去4期分の買取事業であるZOZOUSEDの売上とBSの商品の金額は決算書に書かれている事実なので、その数字を並び替え、推理してみることにしてみました。また粗利は、決算書の売上原価から算出し、以下表を作成してみました。

(他注意点は表の注意点をご覧ください。PCで見ないとみえない(笑))

この表の数字を並べてみて、すぐに気づいた点は?
商品原価の金額の増減です。2016年期から2017年期は殆ど商品原価の金額は変わりません。

しかしながら、ZOZOスーツが発表になった2018年期は商品原価金額が約10億円増加してます。これは前年のほぼ倍の水準です。更にいうと、2018年期末から、2019年期の第2Qまで更に約10億円ほどの商品原価金額が増えています。

これは1年半ほどで在庫原価金額が3倍になったということです。(計約20億の商品原価金額が増加!)

因みに在庫原価金額が20億という目安は、売上200億。粗利率50%。年間在庫回転率5(在庫回転日数約73日)という組織の平均在庫水準になります。結構大きい売上が必要な金額です。

一体これは何を意味しているのか??次回のブログへ続く。。。

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