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私は、現在マーチャンダイジングの特に数字面の仕事に関することを仕事とすることが多いのですが、38歳まではExcelは全くできませんでした。(現在47歳)しかも、このブログでもよく記載しているように、MDの数字面にも疎く、計算も苦手だったので、Excelを発明した人を良く恨んだものです(笑)
しかしながら、MDの数字面の仕事を円滑にこなすには、現状ではExcelは不可欠なものになります。(AIが進化すれば必要でなくなるかもですが。)
また、現在の私の仕事は、クライアント様の数字分析やフォーマット製作なども行うので、Excelが出来ないと仕事になりません。
そこで今回は、小売業界。とくにアパレル小売業で仕事に従事し、Excelが苦手だ!という方々に向けて、話を進めていきます。
まずは、Excelを覚える際に、闇雲にExcel技術を身につけたい!というのは、無駄な行為です。小売業の仕事。例えば、MD・バイヤーの仕事の精度を上げるために、Excelの何を覚えれば良いのか?ということを、自分自身が明確にしないといけません。
ということは?
現状の自分自身の仕事に必要な表がExcelで作成できれば良い!
ということになります。
小売業で言えば、殆どが算数レベルの数式さえ覚えれば事足ります。よく、選民思想に凝り固まったイキッた連中たちが自慢する回帰分析などは、そのことが表を見せる相手にあまり伝わらなければ、全く無意味です。
だからこそ、自分自身の仕事にとって必要なもの。また、同じ組織・部署に所属する人たちがその表を見て、理解しやすい表を作成できるようにする!ということを目的に掲げ、Excelを学習すると良いでしょう。
この点を踏まえ、頭も数字も弱い私がどのようにしてExcelを覚えていったのか?以下簡単に説明しますと。。。
① 上司や同僚が作成した表で、”良いな!”と思う表があったら、0から完コピする。
② ダイアモンドや東洋経済等のExcel特集を読み込む。
③ わからない数式やテクニックはグーグルで検索し覚える。
この3つになります。
まずは①です。
物事を覚える際に、一番手っ取り早い行為は、モノマネをすることです。Excelの場合もそのことがオススメです。しかしながら、ここで重要なのは、数式等をコピペしてはいけない!ということになります。
例えば、MDが使う帳票をモノマネするときに、”その数式にはどんな意味があるのか?”ということを、一つ一つチェックしながら、表を作成していると、MDの数字基礎知識も同時に深く理解できるようになります。モノマネすることは、Excelテクニックを磨くだけでなく、MDとして必要な数字の知識を得ることにも繋がります。
次に②です。
世間に数多出ているExcel本を読むことも良いことですが、そういった本は、最初の基礎知識等のページが長く続く場合が多く、早くExcelを覚えたい方にとっては、あまり合理的な方法とは言えない場合もあります。
その際は、雑誌のダイアモンドや東洋経済で、よくExcel特集をやっているので、それを読み練習した方が良いです。とくにある程度Excelの基礎知識が身につけば、特集に載っている表や計算式を使って、自分の仕事に必要な表を作成すると良いでしょう。
【特集】
Excel(エクセル)で数字力を鍛える!
最後に③です。
ある程度、Excelになれてくると、もっと簡略化できる方法が知りたい!とか、多くの情報を簡単に分析できるようにしたい!という欲が沸いてきます。
その際は、Googleで”Excel ●● ●●●”と検索し、●●の部分に、自分が調べてたい言葉を入れて検索すれば、殆どと言っていいほど、自分が知りたい情報にヒットします。是非このことを活用してみてください。
そして、Excelを身につける上で、一番重要なことは?
このことです。
最後に、このExcelを身につける方法は、現役のMD・バイヤーだけでなく、今後MD・バイヤーを目指している販売員の方ですとか、独立してブランドを立ち上げたい!という方にもオススメですので、今回の新型567ウィルスの件で、空いた時間を有効に活用して頂ければ幸いです。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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