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7月27日の繊研新聞さんの紙面にて、”店長に役立つページ”と題した私のインタビュー記事が掲載されました。もし興味のある方は、繊研新聞さんの紙面をご覧くださいm(__)m
ここで、話は変わりまして、繊研新聞さんに掲載された次の日に、フォロワー数1万人以上を誇る”全力で販売員を応援するメディア”Top Seller主宰であり、リテールコンサルタントであるヨツモトリョウヘイさんと、文化服装の仕事帰り(現在、文化服装学院のインダストリアルマーチャンダイジング科で一緒に仕事をしています。)に、食事をしながら色んな話をしました。
ヨツモトさんは、私が掲載された記事を読んでくれていて、”販売出身の人がMDをすることが一番良い!”ということで、お互い同意したのですが、”ただ実際、販売出身のMDでマサさんみたいな人は少ない。本部に入ると販売でした苦労を忘れ、人が変わってしまったようになる。”とも話されていました。
中でも、ヨツモトさんの話で傑作だったのは。。。
という話があり、私にも多くの心当たりがあったので、その言葉は”アパレル小売あるある”の名言として、後世に残っていくでしょう(笑)
ここで改めて、現役MD。そして、”これからMDを目指す!”若い方々に、声を大にして言いたいのは、MDにとって、”(仕事内容が多岐にわたる)販売の仕事こそが最強の学ぶ場である!”ということです。
以下。私の独断と偏見でその理由を述べると。
・接客を経験することで、人とのコミュニケーション能力が高まる
・現場の最前線でVMDが学べる
・商品フォロー・ストック整理等で在庫コントロールが学べる
・SNS等のデジタルツールの活用も学べる
あとは、顧客の商品に対する反応をダイレクトで見られる、整理整頓能力が高まる等。他にも学べることがたくさんあります。
また以前、ヨツモトさんの文化服装の講義を聴講させてもらったときに、学生に”販売員の仕事を100上げてみて?”という、素晴らしい講義をされていたのですが、私でも気付かなかった仕事もたくさんあり、社会人として成長するには、販売の仕事はもってこいの仕事であるということを再認識させられました。
事実、対人関係な苦手な私でさえ、接客を通じて多少マシな人間になりましたし、そのコミュニケーションの大事さが、実際にMD業務にも役立ちました。更に言えば、毎日ストック整理をすることで、”疑い力”を磨き、自分がMDになったならば、商品の販売期間をもっと伸ばす!とか、売上の良い土日に商品を納品しない!とか、色々なことを、自分自身の頭で考えさせられるきっかけにもなりました。
現役MDやこれからMDを目指す若い人に言いたいことは、自分がMDになったからと言って、販売の仕事を下に見るようなことは、絶対にするな!ということです。
寧ろ、MDという仕事は黒子の仕事であり、販売の現場をサポートするのが、その仕事の大きい部分を占めます。だからこそ、本部業務のMDになったからといって、意味のないデスクワークを作りだし、体重を増やしている場合ではなく、常に販売の現場に足を向けて、色んなことを学び続けなければならないのです。
このブログが、現役MDやこれからMDを目指す方々に、少しでも響くことを願ってやみません。
今回はこれにて終わりです。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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