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学生にセオリー通りに教育しても意味がない?

★損益分岐点=固定費÷限界利益率??

本日のブログは独り言だと思って、流して読んでもらえれば幸いです。

現在。私は服飾専門学校で非常勤講師を勤めています。私が受け持つ講義のゴールは、生徒自身が考えたブランドを、MD設計まで落とし込む!というのがゴールです。(実際、商品も担任の先生の指導で製作します!)

その中で、MD設計に落とし込む前の段階として、損益計算書のことを教え、損益計画まで作成するのですが、このことが悩みの種の1つです。

学校教育などで損益計算書を学ぶ際に、重要だと言われるのは損益分岐点です。(実際に、服飾専門学校の計数の教育もそう)

その一般的な計算式は。

損益分岐点=固定費÷限界利益率

です。

固定費は凡そ皆さん想像がつくと思います。代表的なものとして、人件費・家賃・販促費等が固定費に属すると言われます。しかしながら、実際に小売業の店舗の実務では、必要に応じて、アルバイトの活用等で変動費的な調整もしますし、ファッションビル等の商業施設の場合。家賃は売上に応じて、ディベロッパーに支払う金額が変動したりもします。ですので、この辺のことは、なるべく学生に楽しんでもらえる仕掛け(店舗の従業員やバイトの給料設定等)を、私自身で考えながら指導するようにしています。

 

★限界利益率とは?

限界利益率。と聞いてピンとくる方は、少ないのかもしれません。実際、私もピンときていませんので、改めて一般的に教えられている限界利益を以下述べると。

限界利益=売上ー変動費 限界利益率=限界利益÷売上

です。

固定費のことは前述しましたが、変動費のことを簡単に説明すると、売上に応じて費用が変化するもののことを言います。代表的なものとして仕入原価・外注費・手数料等と言われています。

しかしながら、アパレル小売業の事業を展開する際には、外注費は寧ろ固定費に分類した方が良いと言えるケースも多く、学生からヒアリングした上で、外注費は固定費とカウントするケースが圧倒的に多いです。また、このことで最重要なことは、仕入原価になります。損益計算書でいう仕入原価は売上原価になりますから、変動費の大部分は売上原価が占めるといっても過言ではありません。

 

★学生にセオリー通りに損益分岐点を教えても意味がない??

このようなことから鑑みると、損益計算書作成の際のセオリー通りに学生に損益分岐点を教え、自身の損益計画を作成させるのは、どうもしっくりきませんでした。何故ならば、損益分岐点の考え方が、基本的に売上が前提となっているからです。また、現在MDのことを指導している学科は、実際に商品を製作するので、その(仕入)原価率等も、担任の先生と相談しながら、生徒個々に見合った原価率を設定しなければなりません。

ですので、現在はベターな手法として、販売費及び一般管理費を、生徒が展開したブランド事業に合わせ調べさせる。(当然ながら、個々に相談に乗っています)そして、粗利高目標を設定し、営業利益目標を考える。そして、仕入原価率(値入率)の設定と粗利率の設定することで、売上を算出といった手法で、教えるようにしています。以下簡単に例を出すと。

(1か月単位)
・販売費及び一般管理費 500万円
・目標粗利高 550万円
・目標営業利益 50万円

・粗利率目標40%→仕入原価率60%以下を目標としMD設計
→550万円÷40%=1,375万円(1か月の売上目標)

上記のような感じで数字を算出していきます。当然、販管費のことを教える際は、できるだけそのことが苦痛にならない、楽しめるような内容を考えています。そして、こうして算出された数字から、生徒自身が展開したいブランド事業。商品の展開計画と合わせて、実際のMDの数字面の設計を行う!ということになります。

 

このような私の指導法は、会計学等の原理主義者から”教え方がおかしい!”とお叱りを受けるかもしれません。ですが、教科書通りのことを学生に指導するよりも、実際に創業者が行うような実務を体験してもらうことの方が、学生の将来に有意義なのでは?というような判断で、このようなセオリーとは違う教え方をしています。

どんな物事もセオリー通りに実践することの方が正しいのかもしれませんが、目的を見据えたときに、そのセオリーがあまり使いものにならなければ、手法は変えてもいいのでは??という長い独り言のブログでしたm(__)m

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