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今年の6月に開講した社会人向けファッションビジネス講義「Fashion Reducation」で、私はマーチャンダイジング(MD)の講義を担当しています。販売コースは平山枝美先生が、ECコースは深地雅也先生が担当されています。深地先生とは講義日が重なることもあるため、その際はできるだけ先生の講義を聴講するようにしています。
深地先生のEC講義で、ECではGA4(Google Analytics 4)などを活用して様々なデータを計測できることを知り、計測されたデータの本質を正しく理解し、活用することで、ECにおける具体的な施策を効果的に立案・実行できると学びました。(実際は、EC運用におけるデータを効果的に活用できていない組織は多いようですが。。。)
MDもECと同様に、データの活用が重要です。しかし、MDの場合はECのように最初からさまざまなデータが自動で計測されるわけではありません。そのため、各ブランドやショップが独自に「どのようなデータが必要か」を定める必要があります。つまり、MDでデータを活用するためには、AIやPOSシステムに頼るだけでなく、まず各ブランドやショップがMDにおける商品分類のルールを明確にすることが重要です。特に「適時」「適品」の分類ルールを具体的に定めることが重要であると、弊社のブログでも繰り返しお伝えしてきました。
例えば、以下の図の問題をご覧ください。

この問題は、商品である「ダウンジャケット」をブルゾン・ジャケット・コートのどのカテゴリーに分類するかを問うものです。受講者によって答えは様々ですが、このようにカテゴリー分類の定義が曖昧だと、MDやバイヤー個人の感覚で解釈が変わるため、組織で得られるデータの信頼性が低くなってしまいます。このような事態を防ぐためにも、各ブランドやショップが商品の分類ルールを体系的かつ具体的に定義・設定することが、MDの精度を上げる上で重要となります。「Fashion Reducation」のMD講義では、このような商品分類のルールを具体的に定めることの重要性を時間をかけて教えていますし、商品の分類ルールを体系的かつ具体的に定めることは、他にも多くのメリットをもたらします。
●MDにおける効果
・追加発注の判断と精度向上:商品の追加発注をより迅速かつ正確に行うことができます。
・在庫管理の効率化:売れ行きの悪い商品を早期に発見し、商品分類ごとの詳細な金額を把握できます。
・在庫消化施策の迅速な実行:現状の在庫消化日数を把握することで、今後の在庫消化に向けた施策を素早く立案・実行できます。
これらの改善は、高価なシステムやAIを導入しなくても、ほとんどの組織で早期に実現可能です。例えば、Shopify(ショッピファイ)のみでECサイトを運営している場合でも、機能を少し工夫するだけで対応できます。この点については、弊社のブログでもこれまでお伝えしてきました。
これまでお伝えしてきた通り、多額の費用をかけなくてもMDの改善は可能です。しかし、正しい知識がないまま感覚に頼った改善では効果は期待できません。今後、MDの改善や改革を検討されている方、またはMDの本質を体系的に学びたい方は、ぜひ10月18日から開催される「Fashion Reducation MD講義~基礎理解編~」にご参加ください。
https://style-picks.com/collections/fashion-reducation-short/products/md_lecture?fbclid=IwVERDUAMsMlJleHRuA2FlbQIxMQABHmq-MfixliyMkjaIYtP7g3o0f7XCovg30MF0YAkaC5R48h5Cnp6WR1zvADgD_aem_RHLKTCc5bNFmssVIU7GQpg

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【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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