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バーチャルフィッティングの効果をGA4で検証する方法

アパレルECにおいて「サイズ感」の確認は購買に重要な要素です。先日書きました0円決済(hartry)のサービス内容もそれに該当するものですね。

Shopifyで返品無料キャンペーン・0円決済のサービスを導入する際の注意点

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0円決済のように実際に商品を手に取って見るのが一番の確認作業ではあるのですが、その前にもうちょっとサイズ感を確認した上で絞り込んでからお試ししたい。何でしたら、ある程度の寸法をわかりやすく表示してくれるならそれだけで購買の大きなヒントになる。という需要を満たしてくれるのが「バーチャルフィッティング」のサービスではないでしょうか。

オンラインでサイズフィッティング|unisize

上記のようなサービスですね。サービスの概要としては下記になります。

■商品詳細ページにて「あなたにピッタリのサイズを知る」というボタンが設置され、それをクリックするとアンケートが表示。

■質問に回答していくことでユーザーに最適なサイズをレコメンドしてくれるというサービス。

 (スマートフォンで全身の写真を撮影し、それを取り込んで採寸してくれる、というサービスも同時に提供しています。)

unisizeのウインドウを開くとすぐわかるのですが、「unisizeにログイン」という表示が出てきます。これにより、unisize上でアカウントの作成が可能で、過去unisizeが導入されているECサイトでお買い物をしたことがある方なら、購入履歴から今回検討している商品とのサイズ比較が可能になります。また、店頭で購入されたアイテムでも、その寸法さえ自分のアカウントに登録しておけば、お買い物時にこちらとの比較も可能になりますからとても便利ですね。手持ちのユニクロの商品をユニクロアプリから寸法を調べて比較して検討、という行動をしたことがある方は多いと思いますが、それら一連の流れも先に寸法を登録さえしておけば、あとはunisizeにログインするだけで全て解決です。

内容を見るだけでもアパレルECには必須なサービス、ということがわかりますが、これの効果を検証したい場合について今回は書いてみました。

◯計測方法

ではまず、どのように計測したら良いか?ですが、

■デベロッパーツールでclassを確認

■次にGTMでトリガーを設定

■タグを設定

発火が確認できればOKですね。では次にこれを利用してどのようなレポートを出せば良いか?です。

◯レポートの作成

レポートは「探索」を利用します。一番簡単なのは、

■クリックしたユーザーとそうでないユーザーの比較

でしょうか。セグメント機能で先ほど作成した「unisize」というイベントが発生したユーザーとそうでないユーザーを絞り込みます。

次に指標を選択。二つのセグメントのコンバージョン率を比較したい場合は「ユーザーのコンバージョン率」などを入れておくと良いでしょう。

このようなレポートが完成しますね。unisize導入から効果がどのように現れたか?が確認できますし、この機能を知らずに使われていない場合、なるべく使ってもらえるような取り組みをして、unisizeのイベントが発生したユーザー数を増やしていくという目標も作れそうです。

他には、

■どのユーザーがよくクリックしたのか?

を確認することも一応は可能ですね。(shopifyでの場合で記載します。)

先にログイン後のユーザーidを取得しておき、unisizeのイベントが発生したユーザーidを絞り込みます。

※ユーザーidの取得に関してはこちら

ディメンション:「customer id(カスタムディメンションにて設定)」「イベント名」
指標:「アクティブユーザー数」「総ユーザー数」
フィルタ:「unisize」を含むイベント名

こんな感じですね。こうすることで期間中、どの顧客がunisizeをクリックして購入していったのか?がわかります。shopifyのストア分析と照らし合わせれば、どの商品を購入したか?新規かリピーターか?まで追うことも可能です。

※「経路データ探索」でunisizeがどのタイミングでクリックされたか?なんかも見れますね。(あんまり使わないかも)

◯どう推奨するか?

上記で計測した結果、unisizeをクリックしてもらった方がコンバージョン率が上がる、というレポートが出た場合、どう推奨したら良いか?が課題になります。(unisizeをクリックする時点で購入を検討しているユーザーである、というツッコミはご遠慮ください汗)

弊社でよくおすすめするのは下記になりますね。

■使い方の記事を執筆(どんなメリットがあるのか?)

ユーザー数の分布を見ましても、意外とバーチャルフィッティングの使い方を知らない方はまだいらっしゃるのではないか?と思いますので、まずは使い方を知って頂き、どのくらい便利なのか?を理解して頂きます。記事を作成した後、instagramのストーリーズに投稿→ハイライトに追加しても良いでしょう。

■メルマガシナリオで新規会員にお知らせ

新規のお客様に「unisizeがありますよ!」と知って頂くことも重要ですね。新規でメルマガ登録された方に、自動でunisizeの使い方をお知らせするようなメルマガが配信されるよう設定しておくことで、より快適にECサイトを使って頂きましょう。

■店舗やポップアップショップにてお買い上げ頂いたお客様に「登録」を推奨

リアル店舗で商品を購入された方にECを使って頂きたい。ということを考えるブランドは多いかと思います。その場合、店頭にてunisizeの使い方をレクチャーしましょう。店頭で購入されたアイテムをunisizeに登録しておくことで、次回ECで購入したいという場合にすぐ比較が可能です。unisizeが導入されているショップでお買い物する際も、登録を済ませておくことで別ブランドでのサイズ比較も可能になります。

筆者もユニクロサイズを登録しており、それだけで推奨サイズが出ますし、比較も簡単に出せます。単位が違う部分が出てくることもありますので、その場合は測り直した方が良いですが。(「袖丈」と「裄丈」など)

以上がunisizeを使った簡単な計測と、計測に対する対策ですね。使い込んでいくともっと複雑な分析もすることになるかもしれませんが、まずは簡単に検証するならこの程度で良いかと。計測自体は簡単なのですが、課題は「どういう施策を実行するか?」ですね。ブランドによってやり方は色々あると思いますが、自社の顧客に合わせた施策をぜひ考案してみてください。

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