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先日、初めて弊社の新サービスをお客様へ向けて行いました。
(新サービスの詳細は以下のページをご覧ください。)
今回この仕事を受けるにあたって、仕事の依頼を頂いたお客様と、4カ月以上という長い時間を費やして話し合いを行い、講義内容を作成しました。更にお客様のショップにも足繫く通った上で、SVや店長の皆様方へ向けて仕事に臨みました。現場でバリバリ仕事をされている皆様方と一緒に、時間を共有出来たことは、私にとっても勉強になることばかりでした。
今回、改めて気が付いたことは、SNS・ブログ投稿等、私がショップの仕事に従事していた20数年前に比べて、ショップスタッフの業務が格段に増えている!ということでした。ですが、デメリットばかりでもなく、デジタル関連の仕事は、数字関連の足跡が追いやすいので、逆の視点で見れば、ショップの業務を正当に評価すべき指標も増えているので、自分たちがショップの仕事に従事していた時代よりも、良い点もあるのだなあ。とも感じました。
しかしながら、測定可能な指標は増えてきたけれども、そもそも売上・粗利。そして、在庫等の数字の見方、ショップマネジメントへの活用等は、私が販売の仕事に従事していた頃と変わらず、ショップで学べる機会が少ないので、今回のこの仕事が少しでも、皆様方のお客に立つことが出来ていたならば、嬉しい限りです。
更に今回の仕事を終えてみて、改めて痛感したことが一つありました。それは何かと言いますと。
だということです。
どんなにデジタル技術が発展しても、本部側の情報。特にMDが司る商品の情報が、ショップ側に伝わっていければ、ショップの自身の力だけで、(大きく)売上・粗利を向上させることは難しいことです。また、その情報も商品の発注数量の意味。そして、シーズンごとの商品計画の意図・目的等を、わかりやすく伝えることが出来なければ、ショップの作業量をむやみやたらに増やすだけの結果になるでしょう。ですから、常日頃から商品側のMDやDBと販売する側のショップは、常にコミュニケーションを取ることを怠ってはいけません。講義の時にも伝えたことなのですが、ショップ側は商品に関して疑問に感じることがあれば、積極的にMDや本部の人間に質問をしてほしい!と存じます。
そもそも、本部勤務であろうが、ショップ勤務であろうが、”少しでも多くのお客様に喜んでもらえること!”という、仕事の目的は同じなのですから、遠慮せずに、積極的にコミュニケーションをとることで、同じ目的に向かってそれぞれの職種の方々が、スクラムを組み、その仕事を全うすることが大事です。
最後に、店長という仕事は、
といった、プレイヤーからマネージャーの仕事へと携わる初めての機会になります。
プレイヤーとしては凡庸でも、店長としてマネージャーとして優秀!という人は、私はこれまで何人も見てきました。かつての私自身も店長経験が、今のMDアドバイザーという仕事に繋がっていますし、店長という仕事の経験。特に人とのコミュニケーション能力を高めることが、様々な分野の仕事に活用することが出来ます。ですので小売業の組織の皆様方には、改めて教育の重要性を認識して頂き、積極的に人材育成へ投資をして頂けることを願って、今回の記事は終わりにします。
この度は、記事をご覧頂きありがとうございます。次週もよろしくお願いいたします。
新しいサービスをスタートしました。店長育成にご興味のある企業・組織の方は、気軽にお問い合わせください。
【(株)エムズ商品計画オフィシャルサイト】(株)エムズ商品計画代表取締役。大分県大分市出身。リテールMDアドバイザー。繊研新聞社より「数学嫌いでも算数ならできる筈〜算数で極めるMDへの道」出版。大手アパレルからライフスタイルブランド・スーパーマーケットなど、あらゆる分野のマーチャンダイジング改善に従事。唯一の趣味は古着収集。
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