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仕事の意識は、人7割。技術3割?

★学生教育において私が拘っていること

このブログでも何度か取り上げていますが、現在、私は文化服装学院のインダストリアルマーチャンダイジング科(以下IMD科)で教壇に立たせて頂いております。
私は、このブログサイトで毎週木曜日に記事をアップして頂いております深地さんのように、学生教育に熱意・拘りがあるというわけではありませんが、学生教育に携わらせてもらえることは、私にとっては勉強になることばかりであり、一生懸命に仕事に取り組んでおります。そんな私が、学生教育の仕事において拘っていることは?

「学生の名前。そして特徴(長所等)を短期間で覚える!」

ということです。アラフィフで物覚えが悪くなってきた私が、週1の来校で学生の名前・特徴(今年は28人)を短期間で覚える!というのは、正直かなり厳しいのですが、とにかくこのことに拘りをもっています。その拘りの理由は、私が学生の立場ならば、週1しか来ない先生が、自分たちの名前・特徴をすぐに覚えてくれたら嬉しいのではないか?ということからです。学生とともに過ごす1年間を、ずっと名簿を見ながら講義を進めていては、学生にとっても印象に残らない授業となるのではないでしょうか?

 

★技術の押し付けではなく対話を意識する

また、学生にマーチャンダイジング(以下MD)を教える!というのは、とても難しいことです。自分自身の過去の体験からくる手段を学生に押し付けるような教え方をすれば、簡単なのではあるのですが(基本MDを教えている人は手段の押し付けが多い)、それでは学生が持っている長所や伸びしろを消してしまう可能性が高くなります。
学生の長所・伸びしろを消さない為に、特に重要となるのは、学生との対話です。ですので私は、技術3割。人(対話)7割といった比重を意識し、そのことを実践する為に、学生の名前と特徴をなるべく早く覚える!ということに拘り、学生自身が主体となってブランド・ショップの企画を立ち上げてもらう。そして、そのことを通じてMDを指導し、学生とともに、私自身も考えるといった授業の進め方をしています。このような私のMDの講義が、学生の未来が良きものとなる、何かしら役に立つことが出来ていれば、嬉しいことです。

 

★MDの仕事は、対話こそが重要

ここで学生教育以外の私自身の仕事について簡単にお話をさせて頂くと、技術よりも人との対話を意識するという姿勢は、企業様との仕事においても、そのことを強く意識し、日々対話能力を磨く訓練をしています。デジタル技術がどんなに発達しても、それを司るのは人の仕事です。そして、人が決断すること・行うことが、仕事の出来を大きく左右するということは、この先も変わらないでしょう。特に、商品企画・生産管理・パターンナー・販売の仕事に従事されている方々等、多くの人と関わなければならないMDこそ、対話能力を磨くということが大事になってきます。ですので、MDの仕事の技術を磨くことも大事ではありますが、人との対話能力を磨く!このことこそが、MDの仕事の精度を上げ、組織に利益をもたらす近道になる!と言えるのではないでしょうか?
この度は、記事を読んで頂きありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします。

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